「A・Y・I 」3種類のシルエットについて〜オシャレに自信のない人こそ基本に忠実に！〜

※2022/02/09現在の情報です。

本日はフッションの基礎知識に関する情報です！
みなさん、Aライン・Yライン・Iラインと言う言葉を聞いたことはありませんか？
比較的ファッションに興味のある方なら一度は聞いたことがあると思います。ファッションにおけるシルエットについての呼び方ですね。しかし、メリットやデメリットなど詳しく理解している方は少ないかと思います。

知ってる人も知らない人も、お洒落の基礎知識なのでこれを機にしっかり勉強しましょう！！！

○○ラインシルエットについて

・『Aラインシルエット』
・『Yラインシルエット』
・『Iラインシルエット』
ファッションにおいて、この3種類のシルエットのいずれかにまとめることが出来ればお洒落になると言われています。
シルエットがまとまっていれば安価な洋服でもお洒落に。まとまっていなければハイブランドでもお洒落になれなくなる可能性がとても高くなるのです。

Aラインシルエット

”上半身が細く” ”下半身が太い”
細身のトップスに太めのパンツを合わせるコーディネートです。

およそ10年前に流行ったファッションの１つです。

その流行りが過ぎ、細いスキニーが流行り、そして数年前からまたガウチョパンツなどのワイドパンツの流行が来ています。

Aラインシルエットは他の「Yラインシルエット」「Iラインシルエット」とは違い、唯一パンツを太くするシルエットです。
スーツなどのフォーマルなコーディネートとは真逆なスタイルなので、他の２つのシルエットよりカジュアルになってしまいます。
トレンド感を出したい人におすすめなコーディネートになります。

『Aラインシルエットのメリット・デメリット』

『メリット』

・太めのパンツを合わせるので下半身を隠せる。

・トレンドアイテムなので流行に乗れる。

『デメリット』

・フォーマルとは真逆なスタイルなのでカジュアルになり過ぎる。

・合わせるアイテム次第では子供っぽく見えてしまう。

『Aラインシルエットがおすすめな人』

・下半身に筋肉がついているスポーツ体型の人や下半身にコンプレックスがある人。

・カジュアルスタイルが好きな人。

下半身の太さにコンプレックスに感じている人。
そんな人には最適なスタイルになります。

ですが、10年前に流行っていたスタイルが再度到来したように、トレンドは年々変化していきます。
太めなパンツが流行ったら必ず次はまた細身なパンツがトレンドになります。

今現在でも太めなパンツのトレンドは消えていないですが、フォーマルなセンタープレスが入ったスラックスやテーパードパンツを履いている人も増えてきました。
そして、最近はブーツカットが流行し始めています。
がらっと180度一気に変わることはありませんが、少しずつ細めのスタイルに変化してきていますね。

Yラインシルエット

”上半身が太く” ”下半身が細い”

YラインシルエットはAラインシルエットの反対です。
大き目のトップスに細身のパンツを合わせるコーディネートになります。
大き目のサイズやボリュームのあるトップスやアウターに、細身のスキニーパンツを合わせるのが定番ですね。
シルエットが「Aラインシルエット」の反対なので、イメージも反対になります。
Yラインシルエットはフォーマルで大人っぽく見られやすいと言うことですね。

「目上の方と急遽お食事をすることになった。」などの場合でも、比較的かっちりした印象があるので、(トップスのサイズ感にもよりますが)TPOをあまり気にせずにコーディネートを組むことができます。

また、Yラインシルエットは「体型カバーコーデ」と言われることもあり、お腹周りを隠しやすく「最近お酒の飲み過ぎでお腹が出てきた・・・」という方におすすめなコーディネートになります。

『Yラインシルエットのメリット・デメリット』

『メリット』

・大き目のサイズのトップスやアウターを合わせるのでお腹周りを隠せる。

・コーディネート次第では大人っぽい印象になる。

『デメリット』

・細身のパンツなので脚のシルエットがそのまま出る.

『Yラインシルエットがおすすめな人』

・お腹周りを隠したい人。

・より大人っぽいコーディネートをしたい人。

Yラインシルエットの注意点

Yラインシルエットでコーディネートをするにあたり、勘違いしている人が多くいます。
それは、大き目のサイズやボリュームのあるトップスやアウターの認識についてです。
ただサイズが大きいアウターやボリュームのあるダウンジャケットにしかYラインシルエットは適応されない。と思っている人が多いです。
ボリュームのあるアウターと言う基準は、洋服の面積で決まります。なので、細身のシルエットのロングコートはYラインシルエットには適応されないと思っている人が多いですが、シルエットに関わらずロングコートは洋服の面積が多いのでYラインシルエットとされます。

この様な勘違いがある為、細身のロングコートにワイドパンツを合わせAラインシルエットとしてコーディネートをしてしまう人が多いです。

Iラインシルエット

”上半身・下半身共に細い”

AラインとYラインは上半身か下半身、どちらかに大きいアイテムを合わせますが、Iラインシルエットでは上半身、下半身共に細いアイテムで合わせるコーディネートになります。
全体的にスマートなシルエットで、最も基本なスタイルでありフォーマルでもカジュアルでも使われるシルエットです。ビジネスマンのスーツスタイルもIラインの定番スタイルになります。

上半身、下半身共に細いので、どのラインシルエットよりもフォーマルで大人っぽいコーディネートにまとまり易いです。しかし、身体のシルエットが全て出るので体型を隠しにくいです。
「じゃあ細身のスタイルの良い人にしかできないスタイルなの？」と思う方もいらっしゃると思いますが、自分にあったアイテムを合わせればスタイリッシュな雰囲気を作ることができます。

また、Iラインスタイルは基本のスタイルなので「Aラインスタイル」「Yラインスタイル」とは違い、トレンドに左右されにくいのも特徴の１つです。

『Iラインシルエットのメリット・デメリット』

『メリット』

・フォーマルで大人っぽく見られやすい。

・上下共に細い為、スッキリとした印象になる。

・トレンドに左右されない。

『デメリット』

・身体のラインが全て出てしまうので、スタイルにコンプレックスがある人はアイテム選びに気をつける必要がある。

・フォーマルに見られやすいので、合わせるアイテムやTPO次第では「キメすぎ」になりやすい。

『Iラインシルエットがおすすめな人』

・スタイリッシュで大人っぽい格好をしたい人。

・身体のラインを出したい人。

Iラインシルエットはトレンドに左右されないからこそ、是非とも押さえておきたいスタイルになります。Iラインシルエットを理解することで、誰もが一度は着るであろう ”スーツ” をより綺麗に着ることができす。

男性も女性もキレイ目な格好が嫌いな人はほとんどいません。初めてのデートで相手の性格や好みもまだ知らない！と言った場面では「Iラインシルエット」を選択するのが無難です。少しフォーマルなデート内容にすればさらにフィットするかもしれませんね。
「Aラインシルエット」と「Yラインシルエット」はメリハリはありますが上半身、下半身どちらかが大きく好みが分かれます。なのでシルエットで悩んだ際は「Iラインシルエット」を意識したコーディネートにしてみましょう。

プラスα

基本のシルエットである『Aラインシルエット』『Yラインシルエット』『Iラインシルエット』の特徴や注意点は理解できたと思います。

ですが「上半身、下半身共に大きいサイズのアイテムを合わせてお洒落な人を、テレビや街中で沢山見かけるけどそれはなぜ？」と思う人も多くいると思います。それについて分かりやすく解説していきます。

本来、上半身、下半身共に大きいアイテムを合わせると、手足は短く。頭は大きく。見えてしまいます。このせいで可愛らしくなり子供っぽく見えてしまうのです。
赤ちゃんや小学生くらいの子供。「夢の国のキャラクター」などのマスコット系キャラクター。
みんな手足が短く頭が大きい。そして可愛いと言う印象が強いですよね。

逆に戦隊モノやロボット系キャラクターの多くはカッコよさを重視している為、手足は長く、頭は小さくデザインすることが多いです。

ではなぜテレビや街中で見る、お洒落な人は子供っぽく見えないのでしょうか。

それはいたって簡単です。「大人っぽいアイテムで合わせる」「落ち着いた色を使う」この2点を意識するだけです。

具体的には、ロングコートやセンタープレスが入ったスラックスや革靴など大人っぽいアイテムを合わせ、ブラック、ネイビー、チャコールグレーなどの落ち着いた暗めの色にする。
この様な工夫をするだけです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
その日の予定や場所のTPOに合わせた服装を選ぶ際に、シルエットからコーディネートを決めるのも良いと思います。
シルエットを決めてからアイテムを組み合わせる方法だと、コーディネートの全体像が見えているので、どんなアイテムを合わせたら良いか考えやすくなると思いますよ。

これからは店頭でお買い物する際は全体のシルエットも意識してみてください！！

そして、センスと言うものは自分が持っている「引き出しの数」です。自分はセンスがないから。と思っている人は「引き出しの数」が足りていないだけです！
お洒落な人たちのコーディネートを沢山見て、分析を行い、自分の中の引き出しをとにかく増やしましょう。

「生まれ持った才能」だけしか持っておらず、情報収集によって得た「引き出し」をもっていない人。
これは、世の中のタイミングが合えば天才ですが、少しでもずれればダサい人です。
ファッションリーダーは常に時代の先頭をいくからリーダーなのです。時代がリーダーについていく訳ではありません。それすらもぶち壊す天才が現れることもありますが。。。

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